飛び降りようとしている女子高生を助けたらどうなるのか? の紹介と感想

ライトノベル

 いつかの時代の厨二を思い出しました。

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作品紹介

 この作品は角川スニーカー文庫より2021年4月に発行されたライトノベルです。

 著者は岸馬きらく先生、イラストは黒なまこ先生、キャラクター原案はらたん先生です。(リンク先Twitterアカウントに飛びます。)

 最近のライトノベル市場でよく見かけるクール系主人公ではなく、一昔前のガッツ主人公(?)とヒロインとの1対1のラブコメです。

あらすじ

 特待生の学費免除をいじするため勉強とアルバイトだけをして高校生活を過ごしてきた結城祐介はある日、猛烈に彼女が欲しくなってしまった。そんな思いつきから寂しさがこみ上げた帰宅途中、ふと空を見上げると廃ビルの屋上から身投げしようとしている少女を見つける。

「なんでこんな事してんだよ!」

「私は……生きてる意味……無いですから……」

「待て。美少女が死ぬのはもったいない」

「……?」

「死ぬくらいならさ、俺の彼女になってくれ」

「えぇっ?」

 こうして奇妙な出会いからはじまった謎の少女・初白小鳥との新たな日常と恋物語。

 失意の底に落ちた女子高生との、温かな同居生活が始まる。

サブタイトル

プロローグ 彼女

第1話 手を繋ぐ、手料理

第2話 プレゼントしたい

第3話 友達を紹介する

第4話 初めてのお出かけ

第五話 ちょっとした昔語り

第六話 試験勉強と彼女

第七話 彼女の生きる意味

エピローグ 灰色少年と彼女 

特別編 小鳥の秘密の一人時間

評価

主人公 星4.5

ヒロイン 星5

読みやすさ 星4

シナリオ 星4

イラスト 星4

おすすめ度 星4.5

感想

 僕たちは現実とライトノベルが繋がっていた時期(ルビ:厨二病疾患時期)、下校時に空を見上げたり、意味も無く神社で参拝したり、廃ビルの屋上を見上げてみたりしたことは勿論あると思いますが、今作はまさしくそんな頃を思い出す読んでて若返ったような気分になるライトノベルです。

 健全な男子中学生だったら、自殺しそうなヒロイン救ってお近づきになりたいって誰でも一度は妄想しますよね? 病弱な女の子と仲良くなろうと画策するのと同じくらい。もしくはいじめられてる女の子救いたいな~って妄想するくらい。

 それなんですよ。結局。

 だから読んでてピシャってハマるんですよね。これ、僕が中学の頃に頭の中で描いていたストーリーじゃんって。

 それに、とても読みやすかったです。

 まず主人公が全く不快じゃない。

 これまじでラブコメ描く上で一番重要まであると思っています。

 馬鹿正直で何でも思ったことすぐ口にしちゃう愚直で素直な主人公嫌いな人っています? いないよなぁ?

 最近流行りの寡黙な主人公もいいんですけど、寡黙すぎていまいち主人公の良さが伝わってこないライトノベルが多い気がします。やっぱ愚直に正直なのが一番主人公って気がしますわ。

 あと、ヒロインもバカかわいい。

 「……むー」

 「ふああ」

 「むー、むー」

 「ふにゃぁ……」

 Q.E.D 証明完了。言葉の節々に可愛さが詰まっています。僕は読んでいて、このヒロインに対して庇護欲が止まりませんでしたからね。女の子の可愛さの到達点は、”守ってあげたい” に収束すると思います。

 だから、最後はちょっと不愉快でした。

 ヒロイン、小鳥に暴力を働いたクズ野郎。最後改心させるのはなんか違う気がします。喉までせりあがった黒い感情どこに吐き出せばいいんですか?

 あんな父親は最後までブレずにいて、ずっと憎たらしいキャラクターでいて欲しかったです。最後に改心なんかするものですから、中途半端な気持ち悪い気持ち(高度な日本語)になるのですよ。




以上。2巻も買ってあるので引き続き読みます。

 

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